受け継がれる着物へ
こんにちは。着物データベース屋のMIFURUです。
明治、大正、昭和、平成と時が流れ、
その地域と家族の歴史の息吹を吹き込んできた着物が、
やがて袖を通されることのないまま、
箪笥の中で長い眠りについていました。
出してみたら、
これは手に負える代物かどうなのか、私にはさっぱりわかりませんでした。
一つ一つ、人の手によって織られ、彩られ、仕立てられたそのエネルギー。
相手を思って選ばれ、合わせられ、大切に保管されてきたその思い。
いろいろ着物を勉強してきた自分でも、この着物はどうすればいいのか。
手をこまねいているのに、
それらが未来に受け継がれるためにどうすればいいのだろう。
わからない何を伝えなければいけないのか。
人が違うように、一枚一枚違う、着物の魅力、性質をデータ化して、
着物の写真と
その着物用の取り扱い説明が入った個人むけコレクションブックにしています。
この着物をお持ちの方、そのお子様に思いを馳せり。